7月が終わり、とうとう本格的に夏になりました。連日の猛暑でぐったりとしていますが、今月からたるみきった身体を絞るため久しぶりにジムに通い始めました。今年はぜったいバキバキの身体になってやります!!!ぜったいに!
それでは今月も話題になったサービスやトレンド・デザインをご紹介いたします!
[目次]
“ストレスは顔に出る”を笑いに変える。空気階段×CHILL OUTの挑戦

コカ・コーラシステムは5月26日、リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」を機能性表示食品としてリニューアルし、「チルアウト ストレス&疲労感ケア」として全国発売を開始しました。あわせて、ブランドアンバサダーにお笑いコンビ・空気階段を起用し、WebCMや関連コンテンツを展開しています。

空気階段といえば、2024年9月放送のTBS『水曜日のダウンタウン』内の企画「インフォマ-1GP」にて「CHILL OUT」の魅力をユニークに紹介し、見事優勝。そのご縁が、今回のアンバサダー起用につながったそうです。
同社のクリエイティブコンテンツマネジャー・大高有実氏は、今回の企画についてこう語っています。
「『インフォマ-1GP』での出会いから、ついに空気階段さんとご一緒できることに。ストレスや疲労感への“気づき”を、CHILL OUTらしい視点でユニークに表現しました。リラクゼーションドリンクとして走り続けてきたCHILL OUTの、新たな挑戦です」
WebCMでは、ストレスや疲労が顔に出やすい現代人の悩みにフォーカス。機能性表示食品としての特長を、あえてストレートに表現しています。
クリエイティブディレクター・池山徳和氏は、CMの狙いについて次のように話します。
「人は誰しも、よい印象を持たれたいもの。特にビジネスシーンでは、ストレスケアもその一環。そこで今回は、“実はイケメン”として知られる空気階段のかたまりさんにフォーカスし、ユーモアを交えて伝える表現に挑戦しました」
コピーライター/CMプランナーの浦上芳史氏は、コピー設計についてこう振り返ります。
「ストレスは目に見えないけれど、たしかに見た目に影響を与える存在。そんな気づきを出発点に、コミュニケーション全体を構成しました」

さらに、WebCMと連動したコンテンツ「ストレスミラー 印象チェッカー presented by CHILL OUT」も公開中。顔写真と簡単なチェック項目をもとに、13種類の“ストレス印象キャラ”の中から、自身のストレスタイプが診断される仕組みになっています。
「今日もおつにゅ~」で、ひと息。高校生と牛乳をつなぐSNSプロジェクト

明治は、主力商品のひとつである「明治おいしい牛乳」のプロモーションとして、高校生に牛乳をもっと身近に感じてもらう新企画「#今日もおつにゅ~」プロジェクトをスタートしました。

酪農業界では、生産コストの高騰や酪農家の高齢化・後継者不足により離農が進行中。加えて、日本全体で“牛乳離れ”が進むなか、とくに高校生世代では、給食の提供が終わるタイミングで牛乳を飲まなくなる傾向が顕著になっています。
こうした課題に向き合うため、6月の「牛乳月間」に合わせて展開されたのがこのプロジェクト。高校生と牛乳との“再会のきっかけ”をつくることを目指し、SNSでの発信を中心に展開。InstagramやTikTokなど、若い世代が親しみやすいプラットフォームで活躍する6名のクリエイター(utu、せきやよい、透依(とうえ)、Yusa/ユサ、ねむけ、タナカミホ)とコラボし、X・TikTok・YouTubeにて動画を順次公開しています。

【動画コンセプト】
苦手な授業ばっかりだった今日。
急いだのに目の前で売り切れる購買のパン。
全然やる気が起きないテスト勉強。
高校生は大変だ。
なんだかたいへんな時は、ひと息ついて今日もおつにゅ~してみよう。
明治おいしい牛乳は、新鮮な生乳のおいしさ、そのままでまっしろ自然体へ戻してくれる。
ひと息つくなら、明治おいしい牛乳いかがですか?

また、同時にXではオリジナルグッズが当たるキャンペーンも展開。商品パッケージを活かした巨大クッションやTシャツ、ビーチサンダルなど、思わず「ちょっと休もうかな」と思わせてくれるグッズが揃い、高校生たちの“息抜きタイム”に寄り添います。
「は」の並びが気になる?ユーモアで歯列矯正をもっと身近に。

マウスピース矯正サービスを手がけるOh my teeth(オーマイティース)は、ユニークな視点から歯並びへの意識を促す駅広告を展開しました。掲出場所は、駅名に「は」の文字が含まれるJR原宿駅をはじめ、飯田橋駅、高田馬場駅、秋葉原駅の都内4駅。

広告では、駅名に含まれる「は」の位置をあえてずらし、「らはじゅく」「いいばだし」「たかばのだば」「あきばはら」と表記。ぱっと見で違和感を覚える構成にしつつ、「歯並びを(正しい位置に)直したいと思う人がいるように、歯並びを直したい人がたくさんいます」というメッセージを添えています。
さらに、各駅ごとに地域のイメージに合わせたコピーを展開。原宿駅では「クレープやドーナツを食べるとき、ピースフルなkawaii笑顔でいられますように」、飯田橋駅では「バッターボックスに立つ人が、ホームラン級のピースフルな笑顔でいられますように」と、街の雰囲気や人々の姿に寄り添うメッセージが印象的です。



Oh my teethによると、日本では「高そう」「痛そう」といったイメージから、歯列矯正に踏み出せない人が多いとのこと。だからこそ、これまでの“歯医者らしさ”にとらわれないユーモアのある表現で、矯正をもっと身近に感じてもらいたいという想いが込められているそうです。
イルカとクジラが電車をジャック!?えのすい夏のプロモーションが話題に

神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館が、電車をまるごと広告に変えるプロモーション「クールドルフィン号」を実施しています。小田急線の1編成が、イルカとクジラのグラフィックで彩られ、夏の特別展「イルカとクジラ Coool Dolphin」の世界観を体感できる企画です。

この取り組みは昨年の「くらげとれいん」に続く第2弾。SNSや来館者アンケートで好評を博したことを受け、今年も電車ジャックという大胆な手法での展開が決定しました。
中吊り広告では、夏限定のイルカショーをイメージしたポスターを展開。ドア横には、館長と遊ぶバンドウイルカ「ニコ」や、ベテランのカマイルカ「クロス」など、えのすいで人気のイルカたちが登場し、水しぶきが飛び交うような臨場感たっぷりのビジュアルが楽しめます。


制作スタッフは「今年のえのすいの主役はイルカとクジラ。まるで電車内で彼らが遊んでいるような世界観をつくりました。見た方が『会いたい』と思ってくれたら嬉しいです」と語っています。
さらに、ホエールアーティスト・あらたひとむさんとコラボしたオリジナルアクリルキーホルダーがもらえるSNSキャンペーンも展開中。乗車の記念にもなるこのアイテムも注目を集めています。
実際、告知直後から反響は大きく、公式Xの投稿はわずか2日間で約33万回表示、7400件の「いいね」がつくなど、話題性の高さがうかがえます。
