3月は別れの季節です。私は古いiPhoneと別れを告げ、最新のiPhoneに変更しました。カメラが綺麗!画面が大きい!電池のもちがいい!やっぱり最新のガジェットは気分が上がります!
それでは今月も話題になったサービスやトレンド・デザインをご紹介いたします!
[目次]
森永製菓の受験生応援企画!ラムネドットアートが登場

森永製菓は東京・大阪・愛知の3都府県で受験生応援広告「ラムネドットアート」の掲出をスタートしました。
この企画は、2023年から始まった受験生応援シリーズ『よび覚ませ、集中力。』の第3弾。1月18日・19日に実施される2025年度「大学入学共通テスト」を前に、勉強の“集中のお供”として「森永ラムネ」を愛用する受験生へエールを送る内容になっています。

本物の「森永ラムネ」3万9061粒を使って制作された4種類のドットアート広告。これは、森永製菓の社員を中心としたスタッフが、10時間かけて一粒ずつ丁寧に並べたものです。
制作は東京都内の体育館を2日間貸し切って行われ、4種類のデザインに加えて、大小2パターンの『よび覚ませ、集中力。』の文字も仕上げられました。
デザインのテーマは、受験勉強のさまざまなシーン。「ひとり黙々と勉強」「電車での暗記タイム」「友だちと図書館で宿題」「神様に合格祈願」の4種類が描かれ、どれも受験生にとって身近な瞬間を切り取ったものになっています。
本企画のクリエイティブディレクションを手がけたのは、電通の濱田雄史氏。「『集中したいとき』に食べてもらいたいラムネの価値を表現するため、極限の集中力が求められるOOH(屋外広告)に挑戦しました」と語ります。
また、アートディレクションを担当した堀田さくら氏によると、最初は10×10粒のドットアートで試作を行い、制作時間は約2分。しかし、最終的な実寸サイズは1060mm×11648mmと大規模になり、「本当に絵として成立するのか?」と試行錯誤を重ねたそうです。


メイキング動画より。 受験生に寄り添ってきた「森永ラムネ」からの“応援のしるし”として、ラムネを食べながら手作業で並べていった。
「ひとり黙々と勉強」篇のドットアートは、2024年7月に公開された受験生応援CM「試験中に雑音」篇に出演した石田莉子さんが勉強する姿をモチーフにしています。
さらに、今回の交通広告の掲出に合わせて、同CMも全国で放映される予定。ビジュアルと映像の両方で、受験生を応援するメッセージが発信されます。
シヤチハタ、創業100周年へ!記念サイト公開と新スローガン発表

2025年に創業100周年を迎えるシヤチハタは、「シヤチハタ創業100周年記念サイト」を公開しました。
同社は1925年、「舟橋商会」として創業。インキが浸透し、スタンプパッドが不要な「万年スタンプ台」の販売からスタートし、印章や文具などの事業を展開してきました。近年では電子印鑑などのIT事業にも取り組み、時代に合わせた「しるし」の価値を提供し続けています。
100周年に向けて掲げたスローガンは、「さあ、もう ひと旗。シヤチハタ100周年」。次の100年も、革新を続けながら「しるしの価値」を届けていくことを目指しています。

スタンプムービー「100年の物語」

メイキングムービー
今回公開されたシヤチハタ創業100周年記念サイトでは、スローガン「さあ、もう ひと旗。シヤチハタ100周年」がトップページに大きく掲げられています。
また、トップページの印鑑サイズの円をクリックすると、100周年に寄せた関係者からの祝辞を閲覧できる仕掛けが施されています。さらに、青いマークをクリックすると、形ごとに100周年記念商品やシヤチハタの歴史をたどる年表などを楽しめるコンテンツも用意されています。
注目すべきは、サイト内で公開された「100周年記念スタンプムービー」。CGを一切使用せず、すべて手作業で制作されたストップモーション作品で、シヤチハタと同じ1925年生まれの「佐藤」と「鈴木」を主人公に、100年の物語を「印影」だけで表現しています。この印影アニメーションは、2015年・2016年に続くシリーズ第3弾となります。
手作業で作られた温かみのある映像や、遊び心のある仕掛けが詰まった記念サイト。100周年の節目にふさわしい、特別なコンテンツとなっていますね。
スシローとブラックサンダーのコラボ再び!両社の「甘酸っぱい再会」をテーマにしたコラボ施策

あきんどスシローと有楽製菓「ブラックサンダー」が、コラボフェアプロモーションを実施しました。
それぞれのコラボスイーツの販売をスタートするとともに、特別コンテンツ「運命の恋もじ診断」を公開。さらに、OOH(屋外広告)も展開され、コラボを盛り上げました。

スシローとブラックサンダーは、2024年1月にも「スシローカフェ部」とのコラボを実施。その際、コラボを告知する広告として投稿された、まるで結婚報告のようなX(旧Twitter)投稿が大きな話題を呼びました。
今回のコラボレーションは、「甘酸っぱい再会」をテーマにしたもの。昨年に続く形で、OOH広告・SNS・特別コンテンツ・店内施策など、多方面でプロモーションが展開されました。


今回のOOH広告は、ラブレター風のデザインで制作され、スシローの本社があるJR吹田駅と、有楽製菓の工場があるJR豊橋駅に掲出されました。昨年に続くコラボを「再会」に見立て、手書きの文字で温かみのある表現に仕上げています。
企画制作を手がけたのは、昨年に続きカヤック。同社のコピーライター村上藍加氏は、次のようにコメントしています。
「一年ぶりのスシローとブラックサンダーのコラボを、愛し合う2人の再会に見立て、両社の縁のある地で相手に向けたラブレター風の広告を企画しました。
熱い愛を伝えるために、真心を込めて巨大な便箋にマーカーで手書きし、シールでデコレーション。世界にたったひとつだけのラブレターを作りました。とことんアナログの温かみにこだわり、思わず立ち止まってしまう広告になっています。」(カヤック 村上氏)
デジタル全盛の時代にあえて手書きの表現を選んだことで、より親しみやすく、温かみのある広告になっていますね。駅で見かけたら、つい足を止めてしまいそうです。
中川政七商店×ミャクミャク!大阪・関西万博公式キャラとのコラボ商品が登場


中川政七商店が発表した第一弾のコラボ商品は、日本の工芸技術でミャクミャクを表現したオブジェ4種類。2025年4月の大阪・関西万博の開幕とともに、「2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU」にて販売を開始します。
また、会場外では同日より、中川政七商店 近鉄あべのハルカス店および中川政七商店オンラインショップにて予約受付がスタートします。
中川政七商店は、1925年のパリ万国博覧会にも出展し、「日本の最先端のものづくり」として麻織物のハンカチーフを発表した歴史があります。

今回発売されるオブジェは全4種類。ミャクミャクの特徴である「細胞」と「水」がひとつになって生まれた生命体というコンセプトから着想を得て、「水」にまつわる素材やデザインが取り入れられています。
また、第二弾コラボでは、豆皿・だるま・ふきんなど12種類のアイテムを展開予定。「暮らしに寄り添うミャクミャク」シリーズとして、より日常で楽しめるラインナップになるとのこと。詳細は3月中旬に発表される予定です。
伝統工芸と万博公式キャラクターの融合が、どのような形で展開されるのか、今後の発表にも注目ですね!
