アサヒビール、ヤッホーブルーイング、トリクミ、木内酒造1823、サッポロビールの5社が、「微アルコール」に特化したビアガーデン「ここちよい微アガーデン」を共同開催しました。会場は東京・渋谷の渋谷ストリーム前 稲荷橋広場。
2023年に実施したWeb調査(回答者1万人)では、「お酒はあまり強くないけれど、飲み会の雰囲気は楽しみたい」という声が多く寄せられました。今回のイベントでは、そんなニーズに応えつつ、微アルコールならではの新しい楽しみ方を提案。飲酒文化の魅力を、より多くの人に伝えることを目的としています。
競争を超えて共創へ。5社が届ける『微アル』の新たな魅力

「微アルコール」は、まだカテゴリーとしての認知度が高くない中、酒類メーカー5社が競争の枠を超えて共創することで、その魅力を発信していきます。1社単独では実現しにくい規模のイベントを通じて、多くの人に「微アルコール」という新たな選択肢を知ってもらい、市場の活性化を目指しています。
イベントでは、各社自慢の微アルコール商品をラインナップ。アサヒビールの「アサヒ ビアリー」、ヤッホーブルーイングの「正気のサタン」、トリクミの「CIRAFFITI Session IPA」、木内酒造の「常陸野ネスト ノン・エール」、サッポロビールの「サッポロ The DRAFTY」が提供されます。
また、各社の微アルコールを飲み比べながら、料理とのペアリングも楽しめる「5種飲み比べセット」を販売予定。普段はなかなか味わえない、多様な微アルコールの魅力を一度に体験できる貴重な機会となりそうです。
微アルコール × こだわりの食事——楽しさを広げる新しい飲み方

イベントを通じて得た知見から、「お酒があまり強くない人ほど、飲み会で料理にこだわる傾向がある」ということが分かってきました。そこで、今回のイベントでは、微アルコールと相性の良い料理を提供。さらに、お酒が得意でない人たちのリアルな声をもとにしたコンテンツも用意されています。
アサヒビールのスマドリマーケティング部・ビアリーブランド担当の相川賢太郎氏は、「美味しく、楽しく、そして無理なくお酒を楽しんでもらうことで、今後の商品を思い出してもらえたら」と期待を語ります。
今回の企画は、アサヒビールが提唱する「スマドリ(スマートドリンキング)」の考え方とも通じるもの。「王道のラガー味からIPAなどのクラフト系まで、さまざまな味わいを楽しめることを伝えたい」と相川氏は話します。微アルコール市場の拡大を通じて、「お酒が強くない人にとっての新しい選択肢になることを目指したい」と意気込みを見せました。