日本新聞協会は、「新聞広告賞」の大賞に、鹿児島県鹿屋(かのや)市の広告 「土用の『うしの日』問題」(2023年7月掲載)を選出しました。
この賞は、優れた広告活動を展開した広告主や新聞社に贈られるもので、1981年に設立され、今年で44回目の開催となります。
大賞|土用の『うしの日』問題
大賞を受賞した 「土用の『うしの日』問題」 は、2023年7月3日に朝日新聞(東京)と南日本新聞に掲載されました。
この広告は、「土用の丑の日」をテーマに、市の2大名産品であり、ふるさと納税の返礼品としても人気の 鰻と牛のどちらを食べるべきか? というユニークな視点で問いかける内容となっています。
企画・制作を手がけたのは九州博報堂などのチーム。また、タレントの サンシャイン池崎 氏が出演するWeb動画も制作され、話題を集めました。
新聞広告では、 鰻派と牛派、それぞれの生産者の掛け合い を紙面の表と裏で展開。メインコピーと本文を通じて、双方の熱い思いを伝え、読者の好奇心をかき立てました。さらに、 二次元コードからWeb動画へ誘導する仕掛け も組み込まれ、紙面とデジタルを連携させた立体的なプロモーションとなっています。
この広告は、「新聞広告を起点に、立体的な展開で自治体の知名度向上と地場産業の活性化に大きく寄与した」として高く評価され、大賞に選ばれました。
第44回新聞広告賞には、 広告主部門で225件、新聞社企画・マーケティング部門で49件 の応募があり、合計274件の中から各賞が選ばれました。その他の主な受賞作については以下の通りです。
広告主部門 新聞広告賞

味の素「団ランランタン」
掲載紙:朝日(北海道)、読売(北海道)/2023年12月19日

沖縄セルラー電話/生物多様性沖縄2紙マルチ新聞広告「わたしたちが、絶滅危惧種になるまえに。」
掲載紙:沖縄タイムス、琉球新報/2023年9月24日

集英社「『僕のヒーローアカデミア』シリーズ世界累計発行部数1億部突破記念キャンペーン」©堀越耕平/集英社
掲載紙:全国48紙/2024年4月4日~10日

第一興商「DAM1,000銘柄」
掲載紙:日経/2024年3月14日

日本物流団体連合会「物流の2024 年問題意見広告『Sorry Xmas!』」
掲載紙:朝日(東京・大阪)/2023年12月26日
広告主部門 優秀賞

講談社/新社会人応援広告「今年から社会人のヤングたちへ」

サントリーホールディングス/Maker’s Mark THANKS LABEL キャンペーン

友桝飲料「成人の日に乾杯」
新聞社企画・マーケティング部門 新聞広告賞

フェムケアプロジェクト×国際女性デー企画「知るって、やさしい一歩!」
産経新聞東京本社 メディアビジネス局

「ハコブトチギ」
下野新聞社ビジネス局

長所県長野県~素晴らしき日々のそばに~
信濃毎日新聞社 マーケティング局

北日本新聞創刊 139 周年広告特集 OKANE QUEST
北日本新聞社 メディアビジネス局

「岡山たからもん 人のつながり 地域のチカラ」
山陽新聞社 営業局