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2025.1.7

正式名称が分からないアレも…メルカリ、体験型イベント開催

2025.1.7

正式名称が分からないアレも…メルカリ、体験型イベント開催

メルカリは、独自のアプローチで新たな体験型施設「名前のわからないもの展」をオープンします。この展示は、8月20日から28日までの9日間限定で開催され、日常生活で目にするものの中で名前がわからない、あるいは忘れがちなアイテムを集めて展示します。

名前のわからないもの展

場所は東京・原宿のイベントスペースUNKNOWN HARAJUKU。参加無料。

メルカリでは、サービス開始以来、30億品以上の商品が出品されていますが、その中には適切な商品名が付けられずに検索されにくい、見つかりにくいアイテムが数多く存在します。これらの商品は、正式な名称が不明であるために、潜在的な購入者にとって発見が困難となっているのです。
「名前のわからないもの展」では、これらのアイテムを一堂に会し、それぞれに適切な説明や名前を提供することで、商品としての見える化を促進します。この取り組みにより、メルカリは使用されていない物品が持つ潜在的な価値を引き出し、それらが市場で再び流通する手助けをします。このプロジェクトは、持続可能な消費を推進し、廃棄される可能性のあるアイテムを有効利用することにも寄与することができる企画となっております。

日常生活で見過ごされがちなアイテムに焦点を当てる

左から「てぼ」「グレイビーボート」「ランドルト環」。2024年7月に実施した「名前のわからないもの」に関する調査(男女1,000 名を対象にしたインターネット調査)によると、知名度はそれぞれ16%、22%、16%と低かった。

メルカリが展開する「名前のわからないもの展」は、日常生活で見過ごされがちなアイテムに焦点を当て、それらの正式名称、由来、そして歴史を解説することで、一般の人々にこれらの物品の意義と価値を再評価させる試みです。この展示では、200点以上のアイテムが展示され、例えば「ラーメンの湯切りに使うアレ」や「カレールーを入れるアレ」、「視力検査のアレ」など、普段何気なく使用しているが名前が一般にはあまり知られていないものが特集されます。

さらに、展示会では「ランチャームすくい」というユニークなアクティビティが提供されます。これは、魚の形をした醤油さし「ランチャーム」を水の中で「すくう」という遊びで、参加者に楽しみながら展示に参加する機会を提供します。このアクティビティは、展示の教育的側面を楽しい体験と組み合わせることで、来場者の関心を引きつけ、インタラクティブな学びの場を創出します。

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