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イベント

2024.7.17

ヤマサ醤油が原宿に麺屋開店 ラーメン or ソーメン?

2024.7.17

ヤマサ醤油が原宿に麺屋開店 ラーメン or ソーメン?

ヤマサ醤油は、同社商品の「ヤマサ 麺屋一杯」シリーズのポップアップストア「ラーメンソーメン屋 麺屋一杯」をオープンしました。場所は東京・原宿のUNKNOWN HARAJUKU。

『ラーメンソーメン』SNS連動イベント

商品の提供に使用される「どっち派おぼん」。右側にラーメンソーメンを置けば「ソーメン派」、左側にソーメンを置けば「ラーメン派」の意思を主張することができる。

ヤマサの『麺屋一杯』シリーズは、かけるだけでそうめんをラーメン風の味わいに変えることができるストレートタイプのつゆです。「ラーメン風そうめんつゆ」という新しいカテゴリーは多くの消費者にとって未知のものであり、その普及が課題でした。その解決策として、麺愛好家に向けたポップアップストアを原宿に設置しています。この地を選んだのは、多くの麺類店が集まり、情報発信のハブとしても機能しているためです。また、新しい味の提案が話題を呼び、議論を促進する場となることも期待さてています。
このポップアップイベントでは、『ヤマサ 麺屋一杯』シリーズから「鶏がら煮干つゆ 醤油」、「鯛だしつゆ 塩味」、「シビ辛麻辣つゆ」を使用した『ラーメンソーメン』が提供されました。この『ラーメンソーメン』は、独特のオリジナルおぼん「どっち派おぼん」にのせて提供されました。このおぼんは右側に「これは、ラーメン。」、左側に「これは、ソーメン。」と記されており、訪問者は『ラーメンソーメン』をおぼんのどちらかに置いて写真を撮ることができます。これにより、来場者が『ラーメンソーメン』をラーメンと感じるか、ソーメンと感じるかをSNSで発信することができるようになっています。

ラーメンとソーメンの両方の特長を持つ不思議な感覚を表現

『どっち派おぼん』については、試食体験の際に訪問者が自然と写真を撮りたくなるタイミング—つまり、食べる前—を考慮して企画されました。このユニークなおぼんを使って、来場者は『ラーメンソーメン』をおぼんの一方のテキスト下に置くことで、それがラーメンだと思うかソーメンだと思うかの意見を視覚的に示すことができます。この方法では、おぼんの片方に書かれたテキストを器で覆い、自分の見解を自然に表現することが可能です。この楽しくて創造的なアプローチは、参加者が自分の意見を気軽に、しかも効果的にソーシャルメディアで共有するきっかけを提供しています。
大切にしているのは、ラーメンとソーメンの両方の特長を持つ不思議な感覚を伝えることです。イベント会場であるUNKNOWN HARAJUKUは、まるでラーメン屋のようなものの、さっぱりとした食事処の雰囲気も演出されています。瓦屋根の青とラーメン屋風の赤い暖簾が対照的で、ちょうちんや木札のメニュー表が壁に飾られており、ラーメンとソーメンのハイブリッドが醸し出す心地よい違和感と興味を引く空間が創り出されています。
さらに、会期中に“ラーメンソーメン”やポップアップストアの写真を「#ラーメンなのかソーメンなのか」をつけてSNSでシェアした来場者には、オリジナルステッカーをプレゼントするキャンペーンも設計されています。

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