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2025.10.14

「もっと!こどもの視展」開催!— 大人がこどもになってみる、新たな視点の体験

2025.10.14

「もっと!こどもの視展」開催!— 大人がこどもになってみる、新たな視点の体験

東京・二子玉川ライズ スタジオ & ホールで「もっと!こどもの視展」が開催されました。
この企画を手がけたのは、「大人がこどもになってみる」をコンセプトに、国内の電通グループ横断で子どもの当事者視点を研究する専門組織「こどもの視点ラボ」。2021年に発足し、「こどもの当事者視点とは何か?」を真剣に、そして楽しく探求してきています。
これまでに、ITOCHU SDGs STUDIOで「こどもの視展」を開催し、大きな反響を呼んだ同ラボ。今回の「もっと!こどもの視展」では、さらにその視点を深め、新たな気づきや発見を提供することを目指しています。

「大人がこどもになってみる」— こどもの視点を深く知る12の体験が登場

「前回の体験展示や電通報でのレポートをきっかけに、こどもの視点ラボを知った保育関係者の方々や、教育学科のある大学、子育て支援センターなどから、『地方でも展示を開催してほしい』『保育園で講演をしてほしい』といったお問い合わせを全国各地からいただいてきました。しかし、すべてのご要望に応えることが難しい現状があり、少しでも多くの方に体験してもらえる機会を増やしたいという思いから、『こどもの視展』製作委員会を立ち上げました。今回は、その第一歩となる展示です」と、こどもの視点ラボ代表・石田文子氏は語ります。

今回の展示では、「大人がこどもになってみる」ことで、子どもへの理解をより深められるよう、同ラボの研究成果を楽しみながら体験できる内容になっています。前回の展示では6つだった研究テーマが倍増し、「ベイビーアイ」「あなたの知らないおむつの世界」「裏こども図鑑」「なにこれ?ランチ」「こどもおんど」など、12の体験型コンテンツが展開されます。

「赤ちゃんの視力を再現した体験や、2歳児になったつもりで大人と一緒に歩く体験など、新たに加わったコンテンツも盛りだくさんです。また、写真家のてんてんさんと制作した写真絵本『すいちゃんはいそがしい』、そして12の体験レポートを詰め込んだ書籍『こどもになって世界を見たら?』も、この展示に合わせて完成しました。展示準備と並行しての書籍制作は大変でしたが、見応えのある内容になったと思うので、ぜひ手に取ってみてほしいですね」(こどもの視点ラボ共同代表・沓掛光宏氏)。

「もっと!こどもの視展」のユニークな企画・体験

スタンプラリーの専用シート。12個集めるとプレゼントがもらえる。

また、本展では小さなお子さん連れの方も気軽に訪れやすいように、協力企業のひとつであるイケア・ジャパン社が提供する遊具を設置したキッズスペースを用意。親子で安心して過ごせる空間を整えています。

さらに、展示を巡りながら親子で楽しめるスタンプラリーも実施。遊びながら学べる仕掛けを通じて、子どもも大人も一緒に「こどもの視点」を体験できる展示となっています。

会場では、「こどもの視展」オリジナルグッズも販売されます。
「展示会オリジナルグッズも、ラボメンバー全員でアイデアを出し合い、楽しいアイテムを揃えました。ぜひ会場に足を運んで、手に取ってみていただけると嬉しいです」と語るのは、同ラボメンバーで本展の全体プロデュースを担当する尾崎賢司氏。
さらに、展覧会の会期に合わせて、二子玉川・蔦屋家電をはじめ、全国7つの蔦屋書店でも特別フェアを開催。会場以外でも「こどもの視点」を楽しめる企画が展開されます。

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